【日本病院薬剤師会 関東ブロック第38回学術大会 発表】 (財)山梨厚生会 塩山市民病院 薬局1 山梨厚生病院 薬局2 ○朝倉 寛達1 清水 初美1 雨宮 美智子2 【緒言】シベンゾリンの副作用で低血糖が知られている。今回、シベンゾリンの増量と腎機能の低下によって低血糖値を示した患者さんを経験したので報告する。 今回の報告により、多くの施設でも投与量の注意と症状の確認がおこなわれ、より安全で有効な患者さんの治療につながれば幸いと感じています。 |
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【 日本医療薬学会 第18回日本医療薬学会年会 発表 】 でのポリスチレン溶解現象と分析 及びポリスチレンを溶解する他の薬剤例 −薬剤の懸濁に用いる器具の材質への注意− (財) 山梨厚生会 塩山市民病院 薬局1 ○朝倉寛達1 三科ますみ1 倉田なおみ3 伊藤喬4 雨宮美智子2 昭和大学薬学部薬学教育推進センター3 昭和大学薬学部薬化学教室4 【緒言】によるポリスチレン(PS)製のマドラーの溶解現象についての報告は以前おこなった。今回、その溶解液についてのNMR解析をおこなった。また、以外の薬剤においてもPSの溶解現象を起こすものがあるため追加報告する。 【方法】@900mg(5粒)に水(2ml)を加えた液体と900mg(5粒)に水(2ml)を加えPS製マドラーを入れ1日室温で放置した液体のそれぞれを酢酸エチルで抽出し、得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し留去。その各サンプルの1H-NMR、13C-NMRを測定した。また、比較のためにPS製マドラーはベンゼンに溶解し重ベンゼンC6D6で1H-NMRを測定した。Aセルベックス細粒(0.5g)、ゲファニールカプセル100mg(1cap)をそれぞれ簡易懸濁法の操作で55℃の温湯20mlを入れたカップで懸濁し、発泡ポリスチレン片(2×7×0.1cm)で撹拌して浸けたまま経過を観察した。 【結果・考察】@1H-NMRと13C-NMRでの主成分であるEPAと思われるピークが確認できた。EPA自体に変化はなく、PS由来と考えられるシグナルが生じた。PS製マドラーの重ベンゼン中での1H-NMRとの比較では、観測されたシグナルに対応する大きさで同パターンのPSのシグナルが観測された。を水に懸濁させてある時間を経過すると、水に溶解しないEPAが水の上層に分離しその部分でPSが溶解していると想定される。Aセルベックス細粒、ゲファニールカプセルは20分経過頃から発泡ポリスチレン片を溶解した。カップ(ポリプロピレン製)の外観変化はなし。 【結語】PS製器具にはマドラーやコップ等があり、薬剤の懸濁にそれらを用いると劣化させてしまう。また、溶解現象そのものが患者さん・医療従事者に不安を与えかねないため、PS製品を避けるべきである。 |
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【日本病院薬剤師会 関東ブロック第38回学術大会 発表】 簡易懸濁法 (SS法) 配合変化表の作成と運用 (財) 山梨厚生会 塩山市民病院 薬局1 山梨厚生病院 薬局2 ○橘田昌人1 三科ますみ1 朝倉寛達1 清水初美1 雨宮美智子2 |
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【緒言】投与時に薬剤を水に入れて崩壊・懸濁させる簡易懸濁法 (SS法) では、同時に多剤を懸濁させることによる薬剤間での配合変化が懸念される。未だ薬剤間での相互作用を調べた報告は少ないが、今現在報告されている情報をもとに、当院採用薬についてSS 法の配合変化表を作成し、より安全な SS 法実施のため、薬局内で運用することを目的とした。 【方法】(株) じほう社から出版されている「経管投与ハンドブック」、「簡易懸濁法 Q&A」をもとに、今回は当院採用薬で SS 法が可能な内服薬 75 品目 について配合変化表を作成した。 【結果】処方薬に対しての配合不可薬品を、不可理由とともに一覧にして、その薬品が処方された時の対応 (投与間隔など) を色分けして表を作成した。また、定期処方について、SS法が施行されている入院患者 (約40人) の配合変化を調査したが、問題となる処方はなかった。臨時処方については、マグミット投与中の患者にフロモックスが処方されることがあり、このような場合は配合変化表を活用し、看護師に別々のシリンジで薬を懸濁してもらうように提案することができた。 【考察】今回、配合変化表を作成したが、実際は余り運用することができなかった。また、利点として、1つの表にまとまっているので、新たに薬剤が追加された時、配合変化がすぐに確認できるといった意見や、欠点として、実際に力価の低下が起きているのか、本当に同時投与が駄目なのか、表からは判断できないといったことや、相互作用の可能性がある薬剤が、1 薬剤に対して多数あるため、逆に使いにくいといった意見が挙げられた。今回作成した配合変化表に対する大勢の先生方のご意見を参考にし、また最新の情報を収集し、より使いやすいものに改善し、運用していくことが今後の課題である。 【感想】SS法の関心は高く、2 日間を通して多くの先生と、意見交換をすることができた。 まずは、今後の方針として、調剤監査システム にSS法の配合変化表の情報を組み込むことによって、画面監査時でも確認できるようなシステムを作成している所です。 |
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【日本病院薬剤師会 関東ブロック第38回学術大会 発表】 |
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高脂血症治療薬の飲み忘れに関する実態調査 (財)山梨厚生会 塩山市民病院 薬局1 山梨厚生病院 薬局2 【目的】夕食後に高脂血症治療薬を服用している患者さんから、「夕食後に飲み忘れた時は、寝る前までに飲めばいいと教えてくれなかったから、何日も薬を飲めなかった」との苦情が寄せられた。そこで他の患者さんにどの程度飲み忘れがあるのか、また飲み忘れた時どのように対処しているのか調査した。 |
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