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血管撮影検査とは

血管撮影検査はAngio撮影(アンギオ撮影)とも呼ばれ血管撮影検査は足の付け根(大腿動脈)、肘(上腕動脈)、手首(橈骨動脈)などの動脈から細い管(カテーテル)を挿入して行います。透視画像(X線)を見ながら目的の血管までカテーテルを進めていき、造影剤を注入して撮影することで、血管の走行や状態、腫瘍の染まりなどが分かる検査です。

 

当院では2013年から9年間使用しました血管撮影装置を、PHILIPS社製のAzurion(アズリオン)に更新して2022年5月から使用開始しました。

 

こちらの装置は最新の被ばく低減ソフトを搭載しており、今までよりも40%ほど患者様・医療関係者の被ばくを減らすことが出来る様になりました。
その他、操作を行う医師だけでなく、周りで業務する放射線技師・看護師・検査技師の仕事の流れを改善した装置の構造により、検査時間の短縮ができる様になりました。
検査時間の短縮により患者様の身体的疲労や不安が軽減できると期待しております。

 

血管撮影装置 血管撮影装置2

 

以下のような病気に対しての診断や治療を目的とします。

※血管性の病気
動脈瘤・脳梗塞・心筋梗塞・動脈や静脈の狭窄・消化管などからの出血など

※腫瘍性の病気
脳腫瘍・肝細胞癌・その他臓器の腫瘍や癌など

 

治療法

血管形成

動脈硬化などで狭くなった血管を、風船で拡張し、ステントと言われる金属で出来た網目状の物を入れて広げます。

 

心筋梗塞

心筋梗塞を風船で治療中 正常に流れ始めた血管

 

下肢血管狭窄

画像をクリックすると動画が再生されます

 

血管塞栓(脳動脈瘤や肝細胞癌など)

血管が破れる恐れのある動脈瘤や、がん組織に栄養を与える血管に詰め物を詰めて閉塞します。
動脈瘤であれば血流を正常にして、がん組織であればがんを大きくしないようにします。

下の画像は肝臓に出来た癌腫瘍に抗がん剤を入れ癌組織に血流が行かなくなるように塞栓術を施行した画像です。

 肝臓の血管塞栓前の画像 肝臓の血管塞栓後の画像

 

アブレーション(不整脈治療)

アブレーション治療とは心臓の拍動リズム異常からくる“頻脈性不整脈(ひんみゃくせいふせいみゃく)”と言う病気に対して行う治療法です。
カテーテルを入れて、心臓内部の不整脈の原因になっている部分を高周波電流で焼き切る治療法です。

アブレーション治療中

検査中は

心電図・血圧計などを着けて、患者さんの状態を把握することで検査を安全に行えるように対応します。
カテーテルを挿入するために、あらかじめその場所に痛み止めの注射をします。
造影剤を注入すると体が熱く感じることがありますが、注入が終わると消失しますので心配はいりません。
血管造影検査は1時間前後、また血管内治療は2時間前後かかります。検査・治療の内容によってはそれ以上かかることもあります。
動脈に穿刺していますので、検査中は動くと危なかったり清潔を保っている場所などあります。何かありましたらすぐに対応しますので医師・看護師・放射線技師に伝えてください。

 

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