【論文掲載】日本褥瘡学会誌 Vol.24 No.4 2019(2019年11月)
「“じょくそうの薬”新聞」の月刊配布による看護師の知識向上を目指した
継続的な教育活動
山梨厚生病院 薬剤室 朝倉寛達
褥瘡治療に用いられる外用薬の使い方についてのテーマにした新聞を毎月各部署に配布する形式での学習方法を試みました。
褥瘡の薬物療法に特化した内容で、20テーマにわたり定期的に配布する形を薬剤師が企画したのは、新しい取り組みだったのではないかと思います。
「“じょくそうの薬”新聞」は、2018年の日本褥瘡学会学術集会でポスター発表をしましたが、その際たくさんの先生方が見に来られ、関心が高いテーマだったと感じました。同時に、どの施設でも、どのようにしたら多くのスタッフに知識を深く付けてもらうかということが課題になっていることがわかりました。
その学術集会では、全国各地の先生方と意見交換を致しましたが、それでも情報提供は学術集会に参加されポスター発表を見に来た先生方に限られています。そのときの注目度から、全国には当院での取り組み方法や結果を必要としている先生がいるのではないかと思い、この度日本褥瘡学会誌に論文投稿致しました。
論文掲載という形で、医療業界に社会貢献することができたことは、嬉しく思います。
薬剤師の働きによって病院の質は大きく変わると思います。今後も、日々の業務を通じ、創意工夫を重ね、再び貢献できることがあれば、挑戦していきたいと思います。
朝倉寛達