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肺がんを見つける ―胸部レントゲン写真の重要性―

日本では悪性新生物(がんなど)が死亡原因の1位を占めます。その中で男女ともに最近増加してきているのが「肺がん」です。進行すれば咳や血痰が出て気が付きますが初期は全く無症状で知らないうちに進行する怖いがんの一つです。

 

当院に受診された肺がん患者さんでしらべたところ、肺がんが発見されたきっかけは、健診の胸部レントゲン検査、他疾患の検査中、咳などの自覚症状で受診、がそれぞれ1/3ずつでした。さらによく調べると、健診で発見された患者さんは治療が一番効果を示す早期(Ⅰ期)が80%以上でした。これに対して、咳などの自覚症状で発見された患者さんはより重症(Ⅳ期)の方が60%以上を占め、Ⅰ期の方は20%未満とその差は歴然でした。
死につながる恐ろしい病気と考えられてきた「がん」ですが、いろいろな治療法の進歩で早期のがんであれば治癒することも多くなってきました。

 

だからこそ肺がんを無症状のうちに発見できる胸部レントゲン検査は健康診断として大変効果の高いものといえます。
最近の事故をきっかけに心配されている被爆という点では、私たちが自然界から受けている放射線による被ばく(自然被ばくといいます)の1/100程度ということもご理解の上検査を受けるようにしてください。

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