当病棟は、36床の障害機能回復病棟です。主に脊髄損傷等の障害を受け車椅子で生活している患者様が入院されていますが、一部内科、外科、脳外科疾患など慢性期の患者様の受け入れも行っております。
特に身障者については、日常生活動作(入浴、洗濯、買い物等)もリハビリの一環として、できるだけ離床を促し自立した生活、その人らしい療養生活を応援し、ADLの拡大から退院に向けた支援も積極的に行っています。
また、当病棟ではESWL(対外衝撃波結石破砕術)も併設しており、年間100件以上の治療が行われています。
病棟の環境と活動
* 生活の場全体がバリアフリーとなっており、日常生活が不自由なく過ごせるような工夫がされています。
* 脊髄損傷の患者様の排泄管理、褥創管理はもとより、生活動作や社会生活に必要な援助、また健康・衛生管理による疾患の予防、早期発見、早期治療に取り組んでいます。
特に褥瘡では、褥瘡ラウンドによる専任のチームサポートを受け、連携のもとに管理に取り組んでいます。
* 「やさしく・親切・丁寧に」を理念の基本として、患者様の生活の場ということを念頭に、介護福祉士・看護助手・看護師によるカンファレンスを実施して個別性のある関わりを実践しています。
散歩時や外出時は患者様の体調管理や安否確認も含め「行ってらっしゃい」「お帰りなさい」の言葉かけができるアットホームな環境づくりも心掛けています。
* ESWLの治療は最新機器を取り扱っています。腎・尿管結石の方を対象に、対外結石破砕という体に侵襲の少ないやさしい治療を行い、音楽を聴きながらリラックスできる治療環境を心がけています。
写真のように、令和6年8月に機械が新設されました。