【ESWL】対外衝撃波結石破砕術
体外衝撃波結石破砕術は、尿路結石を体の外から衝撃波をあてて、結石を治療する方法です。
ESWLの特徴は
当病院では2007年12月より最新式対外衝撃波結石破砕装置(Dornier社のDelta II)を導入しました。さらにUrology information management system(UIMS)も採用して、高精度LCDモニターで結石の破砕状況を逐次観察できます。そのために治療中に破砕が不十分なときには、衝撃波の強さをあげて結石の破砕する確率をあげることができます。
ESWL室とESWLの器械
高精度のLCDモニター
Dornier Delta II
ドルニエ社は世界で始めてESWLの器械を作製し、現在もなお全世界で広く普及しています。Dornier Delta IIはドルニエ社の最先端の技術を結集し、ESWLに必要な破砕力・操作性・安全性を格段に向上させた器械です。
ドルニエDelta IIは、快適な操作性と破砕有効性が特徴の移動可能な体外式衝撃波結石破砕装置です。衝撃波発生装置とX線Cアームが一体型なので治療前のキャリブレーションが必要ありません。この一体型の設計や、治療ヘッドとイメージングシステムに搭載されたアイソセントリック機能により、精度の高い結石に対する焦点位置あわせをできます。
衝撃波発生装置には電磁誘導方式を採用。焦点位置あわせには、X線装置をご用意しています。X線Cアームは、長軸方向に±30℃傾斜し、連続透視およびスナップショットが可能です。
自在に回転する治療ヘッド
治療ヘッドは、結石部位に合わせ回転可能なため、最適なカップリング角度が得られます。患者は結石部位に関らず、常に仰臥位で無理のない姿勢のまま治療が受けられます。