【腹腔鏡下手術とは?】
お腹に小さい穴を数カ所あけ炭酸ガスでお腹を膨らませた後に、専用のビデオカメラ(腹腔鏡)を入れ、お腹の中を映し出したテレビモニターをみながら行う手術です。
約20年前から始まり、主に胆嚢摘出術に行われていましたが、近年、胃、大腸などの疾患にも適応が広がりつつあります。
当院では山梨県内では最も早い1991年に腹腔鏡下胆嚢摘出術を開始後、最近では大腸癌、胃癌、そけいヘルニアに対しても積極的に行っており、手術件数は年々増加しております。
【腹腔鏡下手術のメリット】
・傷が小さく目立たない
・痛みが少ない
・出血量が少ない
・回復が早い
・術後の腸閉塞が少ない
【腹腔鏡下手術のデメリット】
・手術時間が長い
・非常に進行している病変や、癒着が高度な場合には困難
【当院で腹腔鏡下手術を行っている疾患】
・虫垂炎
・その他(肝嚢胞、膵良性腫瘍、腸閉塞など)
*1991年~現在(2019年12月)までに2106例に腹腔鏡下手術を施行。
(症例の内訳)
腹腔鏡下胆嚢摘出術 830例
腹腔鏡下大腸切除術 476例
腹腔鏡下そけいヘルニア根治術 352例
腹腔鏡下胃手術 125例
その他の腹腔鏡手術(肝臓、虫垂など) 328例