【疾患名】
【病態】
直腸と肛門の境目のくぼみに下痢便などが入り、細菌によって化膿し膿がたまり(肛門周囲膿瘍)、それが破れでた後に肛門と皮膚がトンネルでつながったものです。
ストレスやアルコール摂取などによる下痢が原因と考えられており、男性に多いようです。
【症状】
肛門の周囲が化膿して、激しい痛みを伴うしこりができ、38℃~39℃の熱がでます(肛門周囲膿瘍)
たまった膿がでて、トンネルができると痔ろうとなり、下着が汚れるようになります。
【検査】
【治療法】
薬だけで治ることはないので、手術が必要となります。
切開解放術:ろう管を切開して開放にする方法。再発は少ない、括約筋を一部切る。
括約筋温存術:括約筋を切断せず、ろう管をくりぬく方法。再発することがある。
シートン法:ろう管の内から外にゴム糸を通してしばることで時間をかけて、ろう管を切開し開放する。