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頻脈性不整脈

【疾患名】

頻脈性不整脈 (発作性上室性頻拍、WPW症候群、心房頻拍、心房粗動、心房細動、心室性期外収縮・心室頻拍等)

【病態】

病気により不整脈の起こる原因は様々ですが、先天的あるいは後天的な理由で、異常な興奮を発する部位ができたり、異常な興奮が旋回する回路・伝導路が形成されることにより脈が速くなります。

【症状】

動悸、胸痛、脈の欠滞、意識消失、眼前暗黒感など

【検査】

心電図、心臓超音波検査、ホルター心電図、トレッドミル負荷検査、心臓電気生理学的検査

【治療法】

脈が速くなる頻脈性不整脈に対して、内頸静脈および右大腿静脈から局所麻酔下に心臓の内部にカテーテルを挿入し、頻拍の原因となる異常な興奮を発する部位や異常な興奮が旋回する回路・伝導路を同定したうえで、同部位をカテーテル先端からの高周波通電により50℃~55℃にて焼灼し、頻拍を根治する治療法です。 この方法にて治療可能な不整脈は発作性上室性頻拍(WPW症候群や房室結節リエントリー性頻拍)、心房頻拍、心房粗動、(発作性・持続性)心房細動、心室性期外収縮、心室頻拍等です。成功率は不整脈の種類によって異なります。WPW症候群や房室結節リエントリー性頻拍などの発作性上室性頻拍や心房粗動等では95%以上と高い成功率である一方、心房細動は患者さまの年齢や基礎心疾患、病期の違い等により成績に幅があり、さらに再発率が他の不整脈と比べやや高く結果的に概ね70~80%程度の成功率であり、20%弱の患者さまは2回の治療を要します。

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