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レセプトおよびDPCデータを用いた循環器疾患における医療の質に関する研究について

日本循環器学会では、全国的に循環器診療の実態調査を展開して診療実態を具体的な数で把握するためのデータベース構築として「循環器疾患診療実態調査(JROAD)」を行っています。

 

[対象となる方]
本研究では、2012年4月1日から2025年3月31日に、循環器疾患診療実態調査の対象施設に循環器疾患で入院されたすべての患者様です。

 

[研究期間]
予定研究期間:倫理委員会承認後~2030年3月31日

 

[研究の背景]
全国の循環器疾患の診療実態を記述した統計はなく、その診療実態は不明な点が多いと考えられています。諸外国では定期的にデータを取得し、モニタリングを行うことで診療の質を向上させようとする試みがありますが、日本にはまだそのようなデータベースは存在しません。

 

[研究の目的]
JROAD調査施設の中からDPC(Diagnosis Procedure Combination;診断群分類)参加病院を対象に、病名や診療行為の明細が含まれたDPCデータを集め、データベースを作成します。得られたデータに基づいて、医療の質を向上するのに必要な情報を循環器学会員へ発信し、循環器診療の質を向上させるための基本的な資料とすることを目的としています。

 

[研究の方法]
この研究は、厚生労働省・文部科学省・経済産業省の「を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針(2021 年 6月 30 日)」を守り、一般社団法人日本循環器学会の倫理委員会の承認のもとに実施されます。使用するデータベースは匿名化処理がされており、個人情報が提供されることはなく、個人情報を扱うことはいたしません。したがって対象者の方の個人情報が漏れることはありません。
研究結果は個人が特定できない形式で学会等に発表されます。収集する項目は、性別・入院時年齢、入院時診断名・入院時併存症病名・入院後合併症病名とそれらのICD-10コード,手術処置名、実施日、使用された薬剤・医療材料,在院日数,退院時転帰,費用情報です。さらに詳細な項目内容についてご質問があれば、下記までご連絡ください。

 

[データの保存・管理]
収集した元データは国立循環器病研究センターOIC情報利用促進部にて厳重な管理のもと保存されます。ご不明な点があれば、下記までお尋ねください。

 

【外部機関からの情報提供】
日本循環器学会との共同研究機関として国立循環器病研究センターOIC情報利用促進部は、日本循環器学会の教育研修施設の調査協力施設の中からレセプトの提供に同意した施設より上記の情報の提供を受けます。

 

【学術研究目的による外部機関への情報提供】
本研究で得られた試料・情報については、日本循環器学会員が広く循環器診療の質の向上につながる学術目的の研究施行のために使用することができます。その中には学会員との共同研究としての民間による学術目的研究も含まれます。学術目的の研究を実施する場合には、研究者は日本循環器学会のIT/DB部会に申請し承認を得る必要があり、そのうえで試料・情報は研究者(研究実施機関)へ提供されます。
・提供される情報項目:DPC・レセプト情報の性別・入院時年齢、入院時診断名・入院時併存症病名、入院後合併症病名とそれらのICD-10コード,手術処置名、実施日、入院中に使用された薬剤・医療材料,在院日数,退院時転帰,費用です。

 

[問合せ先]
JROAD事務局:国立循環器病研究センター OIC情報利用促進部
〒564-8565 大阪府吹田市岸部新町6-1
電話 06-6170-1070
dpc-jroad@ml.ncvc.go.jp

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