MRIをお受けになる患者様に“MRIとCTは何が違うのですか”と質問を受けます。MRIは、磁石を使った画像診断装置でX線を使わないので放射線被ばくの心配はありません。磁石の磁場を使い身体を輪切りにして画像にするだけでなく、縦切り・横切りなど任意の角度にして画像に出来ます。
CTと違い造影剤を使用しなくても脳血管を写し出す事が出来るので脳梗塞等の診断に用いられたり、脊椎の狭窄でヘルニアの診断に用いられたりや婦人科の病気に用いられたりします。
最新1.5テスラ MRI装置の紹介 |
世界最小の1.5テスラマグネットを採用しており従来機より装置がコンパクトになり検査中の圧迫感を解消し不安や不快感が減り快適性に優れています。 |
従来機より撮影時間を大幅に短縮でき、体に装着するコイルは全て1Kg以下の軽量コイルを使うことにより、検査中の負担も大幅に軽減することができます。 |
MRI検査を受けるうえで患者様が心配される体の動きも、高精度に動きの抑制を可能とする撮影技術を使うことによって動きによる乱れの少ない画像 を得ることができ患者様のご負担も軽減しつつも高画質画像を提供出来るようになりました。 |
さまざまな最新撮影技術も搭載しており、良悪性の鑑別や質的診断にも貢献しています。 |
検査時は狭いトンネルの様な装置に入っていただきます、検査台に仰向けに寝ていただきますが、乳房の撮影時はうつ伏せで検査いたします。検査時間は検査部位によって違いますが30分~1時間程度かかります。撮影が始まると“ガンガン”と工事 中の様な音がします。もし撮影中に体調不良などありましたら撮影前にお渡ししたブザーで知らせてください。
また、必要に応じて造影剤と呼ばれる薬を注射して検査を行うことがあります。しかし、医師や看護師、診療放射線技師など専門のスタッフが揃っており、薬の副作用にも迅速に対応できますので、安心して検査を受けてください。
●造影剤について
喘息・腎機能の悪い方、特に透析をなさっている方は造影剤を使用できません。
●食事や水分について
事前に禁食・禁水など説明を受けた方は、指示に従ってください。
●体内金属について
ペースメーカーが体内にある方は検査ができません。その他の金属が体内に入っている方は検査前に
知らせてください。
●服装について
当日は着脱しやすい服装で来院してください。
●検査中は
検査中に気分が悪くなったり、異常を感じたりしたら我慢をせずブザーで知らせてください。