虫歯や歯肉炎などの口腔疾患は、肺炎の原因ともなります。さらに、糖尿病や脳卒中、心筋梗塞などの全身疾患とも関係していると言われています。そのため、近年では摂食・嚥下リハビリテーションが注目されています。
当院では歯科診療を行なっていないため、平成22年4月から山梨県歯科医師会東山梨地区や、山梨県歯科衛生士会の方々と協力して、東山梨地区専門的口腔ケアシステム(東山Oral Care System:東山OCS)を構築し、口腔ケアや摂食・嚥下リハビリを実践しています。同時に、院内では口腔ケア担当チーム(院内Oral Care Team:院内OCT)を結成しました。
平成24年8月の時点では、102名に専門的口腔ケアが、45名に摂食・嚥下リハビリが実施され、その中の16名がお口からの食事摂取が可能となりました。