認定看護師とは、日本看護協会の認定看護師認定審査に合格し、特定の看護分野において熟練した看護技術と知識を持つことを認められた看護のエキスパートです。
認定看護師には次の3つの役割があります。
1.実践:患者様やご家族に対し、熟練した看護技術を用いて水準の高い看護を行います。
2.指導:看護実践を通し、看護職者に対して指導を行います。
3.コンサルテーション(相談):患者様やご家族、医療関係者に対して特定の看護分野における相談を行います。
特別なカリキュラムを修了し審査に合格して認定された看護師と、その活動を紹介致します。
認知症看護認定看護師 : 奥山さおり 「認知症」は誰にでも起こり得る脳の器質性変化であり、超高齢化社会を迎えた現在において増加の一途をたどっています。 認知症者は、記憶に残せないことや今までできていたことが難しくなることから、生活の困難さを余儀なくされ、様々な不安のなか日々を過ごしています。私の役割は、そんな困難さや不安を抱える患者さまが、安心して通院することができ、入院生活を過ごせるよう、院内や地域と連携をとり関わることです。そして、認知症看護の実践を通して、患者さまやご家族さまへの相談や看護スタッフの教育、指導を行うことで、ひとり一人が認知症に対しての正しい理解を深めていけるよう支援することだと考えています。 できることをひとつずつ積み重ね、地域の認知症を抱える方々が心配なく安心して通院、入院して頂ける病院になれるよう努力していきたいと思っています。
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*写真の掲載についてご家族様の承認を得ています |