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月刊誌「薬局」 July 2009 vol.60 No.8(南山堂)橘田昌人

便利な配合変化表の作成と運用方法とは?

 

山梨厚生会 塩山市民病院 薬局

橘田昌人 三科ますみ 朝倉寛達

 

 

− key point –

●内服薬75品目について配合変化表を作製し、配合不可・注意の理由と対応策を表示した。

●配合変化表をパソコンの処方監査システムに組み込むことが出来た。

●配合変化の有無を判断するためには、「懸濁液の pH 値」、「配合変化時の残存率」などの情報が必要
 である。

 

(掲載書の要旨文より引用)

薬品名 成分名 配合不可・注意薬品
 
ハイシー アスコ
ルビン酸
アシノン(ア)
アゼプチン(ア)
アタラックス(強)
アレビアチン(ア)
インフリーS(ア)
ウブレチド(ア)
ウラリット(ア)
ウルソ(ア) 

ガスター(ア)
キプレス(ア)
グラケー(ア)
クラリス(ア)
グルコバイ(ア)
コスパノン(ア)
コメリアン(ア)
ジゴキシン(ア)

ジスロマック(ア)
スタラシド(ア)
セフゾン(ア)
セレジスト(ア)
タケプロン(ア)
タナトリル(酸)
ダントリウム(ア)

ドミン(酸)
イノキノン(ア) 
パンスポリン(ア)
フォリミアン(酸) 
ベイスン(ア)
ベスタチン(ア)

ホスミシン(ア)
マグミット(ア)
マドパー(ア)
メリスロン(酸)
ラキソベロン(ア)
ラクツロース(ア)
ラステット(ア) 
ラニラピッド(ア)
レダマイシン(酸)
ロキソニン(ア)
ローコール(ア) 
パナルジン 塩酸チクロ
ピジン
NaCl(析)          
パンスポ
リンT
塩酸
セフォチ
アムヘキ
セチル 

アシノン(ア)
ウラリット(ア)
ウルソ(ア)
キプレス(ア)

クラリス(ア)
ジスロマック(ア)

スタラシド(ア)
セレジスト(ア)
 
ダントリウム(ア)
ベイスン(ア)
ホスミシン(ア)
マグミット(ア)
ラキソベロン(ア) 
ローコール(ア)   
ビブラ
マイシン
塩酸
ドキシサイ
クリン
アスパラCA(キ)
アドソルビン(キ)
アルサルミン液(キ) 
アンサルミン細粒(キ)
インクレミン(キ) 
沈降炭酸CA(キ)
乳酸CA(キ) 
フェロミア(キ)
プロマック(キ) 
ポリフル(キ)
マグミット(キ) 
 
フェロミア クエン酸
第一鉄ナ
トリウム 
アクロマイシン(キ)
 

アンサルミン液(吸)
アンサルミン細粒(吸)
アレグラ(キ)

 

クラビット(キ)
シプロキサン(キ)
セフゾン(キ)
チラーヂン(キ) 
ビブラマイシン(キ)
マドパー(キ) 
ミノマイシン(キ)
メタルカプターゼ(キ) 
 
フォリア
ミン
葉酸 アゼプチン(酸)
アデホス(酸)
アルタット(酸)
インフリーS(酸) 
エリスロシン(酸)
ガスター(酸)
スタラシド(酸)
セフゾン(酸) 
タケプロン(酸)
ベスタチン(酸)
マドパー(酸)
マーズレン(酸) 
ラクツロース(酸)
ラステット(酸)
ラニラピッド(酸)
ルリッド(酸) 
   
フロ
モックス
塩酸セフカ
ペンピ
ボキシル 
NaCl(析) マグミット(ア)         
プロマック ポラプレ
ジンク
アクロマイシン(キ) クラビット(キ)
シプロキサン(キ)
セフゾン(キ)
チラーヂン(キ) 

ビブラマイシン(キ)

マドパー(キ)
ミノマイシン(キ)
メタルカプターゼ(キ) 
ベイスン ボグリ
ボース
アゼプチン(ア)
アレビアチン(ア)
インフリーS(ア)
ウブレチド(ア)
ガスター(ア)
グラケー(ア)
コスパノン(ア)
ジゴキシン(ア)
スタラシド(ア)
コメリアン(ア)
セフゾン(ア) 
タケプロン(ア)
ノイキノン(ア)
ハイシー(ア)
パンスポリン(ア)
ベスタチン(ア)
マドパー(ア)
ラクツロース(ア)
ラステット(ア)
ラニラピッド(ア)
ロキソニン(ア)
ベスタチン ウベニメ
クス
アシノン(ア)
アタラックス(酸)
ウラリット(ア)
ウルソ(ア)
キプレス(ア)
クラリス(ア)
ジスロマック(ア)
スタラシド(ア)
セレジスト(ア)
タナトリル(酸)
ダントリウム(ア)
ドミン(酸)
ハイシー(酸)
フォリアミン(酸)
ベイスン(ア)
ホスミシン(ア)
マグミット(ア)
メリスロン(酸)
ラキソベロン(ア) 
レダマイシン(酸)
ローコール(ア)
対応策(①、②より抜粋)
黒字:別々に懸濁し、同時に投与する
青字:別々に懸濁し、30分以上間隔をあける
緑字:別々に懸濁し、1時間以上間隔をあける
赤字:別々に懸濁し、2〜4時間以上あける
不可理由(①、②より抜粋)
(キ)金属キレートが形成され、吸収が阻害される
(酸)酸性下で不安定・分解する
(ア)アルカリ性下で不安定・分解する
(酸・ア)酸・アルカリ性下で不安定・分解する
(吸)吸着を生じ、吸収量が低下する
(析)塩析が生じ、主薬が懸濁しなくなる 

(図)当院にて作製した配合変化表 (一部)

 

 

 

詳しい解説本文については、上記掲載書「橘田昌人ほか著:便利な配合変化表の作成と運用方法とは?,月刊誌「薬局」,p153, July 2009 No.8(南山堂) 」をご覧ください。 Photo執筆3
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