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転移性肺腫瘍

【疾患名】

転移性肺腫瘍

【病態】

転移性肺腫瘍とは、肺以外の臓器で発生した腫瘍(これを原発巣と呼びます)が、肺に転移を起こした状態です。肺は全身をめぐる血液が最初に通過する『フィルター』と考えることができます。そこで、肺というフィルターにつかまった腫瘍を取り除くことで、転移の拡大を防げるのではないかと考えられています。実際、肺転移を切除することで、長期生存または『治癒』を期待できる場合があります。

【症状】

【検査】

【治療法】

何でも切除すれば良いというわけではなく、いくつかの条件を満たす必要があります。

一般にその条件は以下の通りです。

 

・体力的に手術に耐えられること

・原発巣、肺転移ともに手術を含めた治療で腫瘍を十分制御できること

・手術より他に有効な治療法がないこと

 

大腸がん、腎臓がん、骨や筋肉の腫瘍などは比較的肺転移の切除対象となることが多いです。他の腫瘍においても肺転移の切除が有効なこともありますので、主治医の先生とよく相談して下さい。

 

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